太陽光発電の「償却年数を10年以下を目指す価格」で
検討する!
 「太陽光発電の償却年数を10年以下に収めること」が一つの判断目安
(あるいは決断目安)になると別の項目欄で説明しました。

当社の価格事例で、現在(09年11月)の条件を適用して、それが可能かどうかを
計算を示しながら検討してみましょう。

 
 
 モデル事例の条件: 意識的に東京都に居住する方を対象とします。
          その理由は、東京都が自治体独自の「太陽光発電設置費助成制度」
          を採用し、10万円/kwの補助金を支給してくれるからです。
          これは国の補助金と同時適用可としているので、
          これを「充てにしている」からです。
          (上限は、10kw以下で100万円以下です。)
 
 
 基本条件と基本数値:

現在の電気料金:(太陽光発電なしのとき、通常の家庭は「従量電灯B]という料金制度で
            東京電力から電気を買っています。そのときの電気代は次のように
            なります。  モデルとして300kwh/月の家庭とします。) 
   
   基本料金・・・・・・・1092円 (40A)
   第一段階料金・・・2144円40銭 (120kwh*17円87銭/kwh)  120kwhまで
   第二段階料金・・・4114円80銭 (180kwh*22円86銭/kwh) 120〜300kwhまで
   第3段階料金・・・   0円00銭  (0kwh*22円31銭/kwh)  301kwh〜
   合計・・・・・・・・・・7351円/月
   注):燃料調整費などは除外して計算、1円以下は切り捨て

太陽光発電を設置したときの電気料金:

1)システム規模:  3.15kw
(南向き・1日中日照あり)

2)同上の価格:  189万円(税込)・・・(足場費用なしとする)

3)補助金:  (国の補助金22.05万円+都の補助金31.5万円=)53.55万円

4)電力消費量:  300kwh/月の家庭 
(一世帯標準は全国平均で270kwh/月です)

5)夜間電力消費率:  30%(夜10時〜朝8時までの10時間に使う電力量の比率)

6)自家電力消費比率: 35% とします(この規模家庭としては、十分の量です)
  注1): 太陽光発電を設置すると、東京電力の「ナイト10」という料金制度を採用します。
      この料金制度は、夜間電力料(夜10時間)が9円48銭/kwhと大変安くなります。
      但し、昼間時間の電気代はやや割高になりますが、この昼部分の電気を太陽光
      発電の電気で、出来るだけ賄うという考えです。その賄う比率を35%とします。
      (太陽光発電の発電量のうち、35%が自家消費され、残りの65%が売り電気になる)
  注2):夜間電力消費比率が30%のとき、昼時間の消費比率は70%となります。
      すなわち、夜時間で90kwh/月、昼時間で210kwh/月、合計で300kwh/月。


7)太陽光発電量:  276kwh/月(3.15kwのとき)  基本値は1050kwh/kw・年
  注3): この発電量は35%(97kwh)が自家消費され、残りの65%(179kwh)が売電
        に回ります。 東京電力から買う昼時間の電気量は(210-97=)113kwhとなります

8)余剰電力の売電単価: 48円/kwh 
 (平成21年11月度より、この価格が適用される)

9) a)太陽光設置後の電気料金(支払い):
  基本料金・・・・・・・・1260円 (6kVA)   (ナイト10の最低基本料を適用)
  第一段階料金・・・・1909円60銭 (80kwh*23円89銭/kwh)  80kwhまで
  第二段階料金・・・・ 707円02銭 (23kwh*30円74銭/kwh)  81〜200kwhまで
  第三段階料金・・・・   0円00銭 (0kwh*32円48銭/kwh)  201kwh〜
  夜間料金・・・・・・・ 853円20銭 (90kwh*9円48銭/kwh)  上限値なし
  合計・・・・・・・・・・4729円/月
    注):燃料調整費などは除外して計算、1円以下は切り捨て
   b)太陽光設置後の電気料金(受取り=売電):
  受取り電気代(=売電の電気代)・・・・8592円 (179kwh*48円/kwh)
    注):燃料調整費などは除外して計算、1円以下は切り捨て
   c)「支払い」と「受取り」を合算した後の電気代:
      (4729円-8592円=)-3863円/月・・・・月々の電気代は3863円の黒字!

10)「太陽光発電を設置した場合」と「太陽光発電なしの場合」の差額(=効果金額):
    (7351円/月+3863円/月)=11214円/月
    1年間の効果金額は 13万4568円  
    10年間の効果金額は 134万5680円  となります

11)太陽光発電設置の投資金額: (自己資金100%と想定・・・金利なしの有利条件とした) 
 
    (189万円-53.55万円=)135.45万円 

12)償却年数の計算:
     10)の効果金額と 11)の投資金額を 使って計算すると
     135.45万円/134.56万円(10年)=10.066年   となります。
     償却年数は10年と見ることができます。


検討の結果と考察:  a)東京都の補助金を活用としたこと
               b)モデル家庭を300kwh/月の家庭としたこと
               c)自己資金100%としたこと(金利負担なし)
               d)足場代なし(安全屋根)としたこと
               e)夜間電力消費率を30%としたこと
               f)自家消費率を35%としたこと
               
      a)〜d)は有利条件を採用しました。 d)とe)の推定値は、標準的な数値と
      思いますが、ここは工夫と努力により、改善ができるところです。

     新たな買取制度(余剰電力が48円/kwh*10年間で買取)と東京都の補助金
     のおかげで、やっと 「10年間の償却年数が見えた!」という結果になりました。


     東京都の方は、積極的に、投資して頂きたいと思います。



コメント1
 4kw太陽光発電システム
 については、今後 別モデル
 の家庭(400kwh/月)を
 想定して、計算結果を示し
 ます。


コメント2
 東京都以外の方は、補助金
 なしの分だけ、償却年数が
 長くなってしまいます。


コメント3
 区や市町村で補助金など
 の補助制度がある場合が
 多いので、それを活用する
 もっと条件が良くなる場合
 がでてきます。


コメント4:
 神奈川県の補助金が
 あります。